いぬと暮らす

4匹の犬と暮らす人の日記。

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見た☆映画『DAVID BOWIE IS』

大回顧展が日本で開催されるにあたり、2017年に追加上映の決まったドキュメンタリー映画です。

www.fashion-press.net
東京では新宿ピカデリーと、1月末にYEBISU GARDEN CINEMAにて上映されるようです。

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というわけで、大回顧展を見に行こうと思っているので観にいってきました。

作成は2013年。
イギリスで展開された大回顧展のクロージング・ナイトに撮影されたものだそうで。

本作は、V&A博物館でのクロージング・ナイトに撮影された。司会進行役には本展覧会のキュレーターでもあるヴィクトリア・ブロークスとジェフリー・マーシュが務め、ボウイのステージ衣装、歌詞などの創作活動に使われたメモ、ストーリーボード、ダイアリーなど、珍しい貴重な資料や当時の衣装などを巡りながら、それらについての意味合い・背景を興味深く語ってくれる。
また、クロージング・ナイトに登壇したスペシャルゲスト、日本を代表するデザイナー山本寛斎氏らが思い思いに明かすデヴィッド・ボウイとの秘話も必見だ。本作の監督はBAFTA受賞歴を持つ2012年ロンドン・オリンピックの生中継や第82回アカデミー賞の監督も手掛けたハミッシュ・ハミルトンが務めた。実際に回顧展を観るのとはまた別の味わいがあるドキュメンタリー映画に仕上がっている。
culture-ville

私、勘違いしてたんですけど『大回顧展』のドキュメンタリーなんですね!
あんまり説明とか見ないで、David Bowieのドキュメンタリーなのだと思って行ってました!

でも面白かったです。
展示のセクションごとに、どういった展示をしているか、みどころはどこなのか、展示物の説明なんかをガイドしてくれるので、ボウイの概要をかいつまみながら大回顧展の下見ができます。
もちろん、展示の内容は日本用にカスタマイズされているので、イギリス版とは違うのだとは思いますが。

本編映像:「ボウイ誕生秘話」編
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本編映像:「ダイアモンドの犬撮影秘話」編
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ボウイフリークの人なら既知のことなのかもしれないですが、私のような素人には全て面白く拝見できました!
また、クロージング・ナイトのトークショーの内容も放送してくれるのですが、山本寛斎さんのトークが個人的には一番面白かったです。

以下ネタバレです。

ボウイとの出逢い、香港で仕事をしているときに高橋靖子さんから電話を貰ったのだそうです。
「凄いことが起ころうとしているわ、すぐに来て」
スケジュールも詰まっている中、明け方の五時ぐらいまで説得されて、ついに諦めて全てのスケジュールをキャンセルしてNYへ飛ぶ寛斎さん。
翌日、彼はボウイのステージの最前席にいたそうです。
何も知らされず、ショーが始まり、ミラーボールが輝く中で初めて、TOKYO POPという先日発表した寛斎さんのジャンプスーツを纏ったボウイが天井からおりてくるのを見たそうです。
驚きと興奮と感動。
観客は熱狂。
このジャンプスーツが「引き抜き」によって左右に別れ、ワンショルダーニットの衣装があらわれた時、更なる熱狂がフロアを包み、彼は涙したと語っていました。
「女性用として作ったのに!」と笑いをとりながら、にこやかに話す寛斎さん。
以来、ボウイとの交流が始まり、ボウイが日本を訪れる際たくさんの時間を彼と共にしたといいます。
「どうやって彼とコミュニケーションをとったかと聞かれます。私は当時、今でこそ少しはマシですが、英語が少しも話せなかった!けれど、彼とは何故か通じ合えていました。魂が共鳴していたからなのでしょう」
…とか、なんかそんなようなことをお話しされていて、とても良いトークでした。

ボウイとの出逢いについては、いろんなところでお話しされていますね。
toyokeizai.net
dot.asahi.com

大回顧展では寛斎さんの手がけた衣装も展示されています。
本物を拝見するのがとても楽しみです!

正直言うとボウイについては好きなアーティストが大いに影響を受けているものの、そこまで見ていなかったのです。
そうこうしているうちに2016年1月10日に逝去され、アルバムをリリースした直後で「うっそでしょ~?」と、遺作となるアルバム「ブラックスター」をちょこっと聞いてみるにいたりました。
で、これが、結構…、いやかなり好きな音だったのです。

で、ちょっと聞きあさるようになり、Life On Mars?とか、Space Oddittyとか、Let's Danceとか、まぁ有名どころを好きな曲だなーとうろうろしつつ、大回顧展があるっていうのでじゃあ見に行くかなー??期間長いしなー、とふんわり思った1月はじめ。
でも、音を作るうえでの彼の背景などを知らないまま見に行っても面白くないでしょう、と。
そんな折にドキュメンタリーがあると知って観にいった。それが今回の映画です。

だからもう、ド素人。

ボウイファンに助走つけて殴られてもおかしくないぐらいのド素人。
そんな知識のない私に、「うわあ、何だこの人面白いな???」と思わせてくれたのがこの映画だと思っています。
今私はめっちゃボウイに興味津々で、ちなみに「シン・ホワイト・デューク」に興味津々ですね。

matome.naver.jp

映像作品もこれからちょっとずつ見ていきたいなと思います。
ど素人的にはとっても面白かったので、恵比寿でやるときも行けたら行きたいなあ…。
Space Oddityでのトム少佐が、BlackStarのMVにも出てきていて何かを暗示しているとか、深まろうと思えばどれほどにも深まれる、そんなアーティストなのでしょうな…David Bowie…。
惜しむらくは今更ハマっても永遠にステージを観る事がかなわないことなのですが、こればかりはタイミングってあるので仕方ないですね!

大回顧展も近いうちに行ってみたいと思います!早めに行っておかないと二回目行きたくなったら大変だものなー。

  • NHKでドキュメンタリーやるっぽいのでメモ。

amass.jp